『たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい!』その2

こんにちは、缶ヶ江メグルです。今回はその1に続いて、個人的に気になった所や面白かった所を紹介します。
 
たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい! (新潮文庫)

たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい! (新潮文庫)

 

 
それでは目次です。

 


ワニの怖さは実際に見なくてもわかるのだろうか

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山極 それ以前の人間独自のコミュニケーションというのは、踊りとか歌とか、音楽だったでしょうね。誰かが川に行ってワニを見て帰ってきた後で、ワニの歌を歌ったり、ワニのそぶりをしたりする。それによって、ワニが怖いということが、話を聞かなくても人間は分かったのだと思う。でも、チンパンジーやゴリラは、仲間と一緒にワニを見なければわからない。誰かが他の場所で体験してきたことを、何かの仕草や音声で伝えても、一緒に共感することはできない。そこが人間との大きな違いで、進化のどこかの時点で、人間は共感するためのコミュニケーションの方法を手に入れたんですね。(21ページ)
 
引用長くてすみません。ここのワニのくだりがどうにも納得いかなくて。
 
この文章の前には、人間は劇を作るが、チンパンジーやゴリラは劇を見ても意味が分からない、といったことが書かれている。つまり人間は想像力があり、劇中の人物とかワニの仕草をする人に共感することができると。
 
だから人間はわざわざ実際にワニを見に行かなくても、ワニの怖さがわかると言いたいのでしょうが、うーん、そうなのかなあ。
 
僕は、ワニの怖さは実際に体験しないとわからないと思う。まあでも川でワニを見てきた人が怖い思いをした、というのは共感能力でわかるよ。さらに、じゃあ川に行くときは用心しよう、とあらかじめ構えの姿勢を取ることもできる。
 
もしも川に行った人が嘘をついていたら?
 
川のとある場所にすんごく美味しい魚がいて、それを他の人に教えたくないから、ワニがいた!チョー怖かった!あすこは近寄らない方がいいよ!なんて言ったかもしれないじゃん。こんなこと考えるなんて僕はひねくれものだろうか。
 
この場合、共感能力が邪魔して、川に行った人の思うツボになってるじゃないか。こういうことが現代ではよくあることで、自分の目で確かめることって大事だよな、と僕はよく考える。
 
例えばタバコ
 
税金が上がってきてるし、FM802でもCMで禁煙外来の紹介してたり、ショッピングコーナーでは禁煙応援企画と称して電子タバコがお買い得!なんてやってて、まるで洗脳だなと思う。
 
そこまでしててもうちの職場では吸ってる人はずっと吸ってる。効いてないよね。まあでも吸わない人からしたら、こんだけメディアでも言ってるんだしわざわざ吸う気も起こらん、て感じなのかな。
 
それ! 正に川に行ってワニを見てきた人の言いなりになってない? いや、タバコは百害あって一利なしなのは本当だと思う。けど、それを知った上で吸うかどうかは本人が自分で決めることでしょ。
 
なのにメディアでは吸いたいのなら吸えば的なメッセージは無いよね。吸うのはやめましょうの一点張りで。それがいいことなんだよ~みたいな操作してるよね。なんかヤな感じ。特に子どもを使うCMはやり方が汚いなと思う。
 
あのさ、これから医療が発達して寿命はどんどん延びるんだよ。嫌でも長生きしなきゃいけない時代が来るよ。もし自分の人生に明確な目標とか使命がない人には、禁煙しましょーとか長生きしましょーとか一見反論の余地のない正論の流れに乗っかって、言われるがままに生き続けないといけないんだよ。それって辛くない?
 
決してタバコを吸って早死にしようなんて言ってないし。僕は流れにただ身を任せてるのがなんだ。だからタバコ吸ってみたし、慣れたら意外とうまかったし、でも1日1本で十分だけど。毎日も吸ってないけど。
 
つらつらと書いたけど、チンパンジーやゴリラみたいに、川までワニを見に行くのも大事だよなーと思った。なんか、たまってるなぁ自分。早く吐き出して、突っ張らなくてもいいようになるといいな。
 

アインシュタインをダサいとけなした天才数学者チューリング

 
さて、話題変えますよ。シマウマの縞ができるパターンを解明した科学者さんとの対談で、生き物の体の模様のパターンを数式で表したチューリングの理論というのが出てきます。
 
アラン・チューリング(1912~1954)という数学者が作ったそうで、この人はすごく変わっている。引用すると、
 
近藤 ……十六歳のチューリングが母親にあてた手紙がある。それに「アインシュタイン、ダサいぜ」と書いてた(笑)
たけし 普通だったら半殺しだけどね(笑)
近藤 相対性理論の中で、「ここのところの定式化を彼はしていない、自分だったらこうやる」というのを、十六歳の高校生が手紙で書いているんです。母親が分かるわけはないけれど、そんな人に友だちがいるわけがない(笑) 彼から見れば、普通の人間は猿ぐらいにしか見えないですよ。(142~143ページ)
 
すげぇよ。しかも、現代のコンピューターの理論を作ったのも、第2次世界大戦中にドイツの暗号エニグマを解読したのもチューリングなんだって。なんなんだこの人は。
 
これは、アインシュタインという名前を、天才というイメージがあるからと会社やグループの名前に付けた人は、チューリングに改名しなきゃいけないんじゃないの(笑)
 
しかも彼はゲイで、近所に思いを寄せている年上のお兄さんがいたらしい。そのお兄さんが数学者になるのが夢で、それでチューリングは数学をやり始めたとか、お兄さんは高校生の時に病気で亡くなってしまって、天国で彼と会った時に数学の話をしたかったから数学者を続けたとか、お兄さんの魂を再現したくて人工知能の研究もしてたとか……
 
どんだけ好きなんだ、お兄さんのこと。見習おう。
 
映画化もされてるそうです。イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2015年) 』 youtube/ シネマトゥディ公式チャンネルより、予告編を載せてみました。ベネディクト・カンバーバッチかっけーな。イケメンだ。
 
 
なんかただの紹介になりましたが、僕が何を書いても陳腐な文になる気がする。うん、チューリングだけじゃなくて、このシマウマの縞模様の話も全体的に面白くておススメですね。
 

ハブとマングース 強いのはどっち?

 
これはポケモンハブネークザングースですが、ハブとマングースがモデルっすよね。どっちが強いのか。ノーマルタイプ VS 毒タイプだから、勝負はわからないね。どちらも育てたことないなー。ザングースの方がちょっとかわいいなザングースの勝ち(o^-^o)
 
よし本題に入ろう。この話はオオカミの専門家との対談で出てくる。日本の森林にシカが増えすぎて生態系が崩れてきているのを、オオカミ導入で解決するという話。
 
ハブ駆除のためのマングース導入みたいに失敗に終わるんじゃないか(マングースはハブを駆除しないし、それどころか貴重な在来種をたくさん食べてしまった)、いやそれとは違う、それはね…
 
丸山 オオカミは「頂点捕食者」です。マングースというのは「中間捕食者」なんです。ところが、沖縄や奄美大島の南西諸島でハブは頂点捕食者の位置にいるんです。中間捕食者というのは頂点捕食者に食われるわけだから、ハブをマングースに駆除させようという発想自体が間違っています。中間捕食者は食われる立場にあるので、とにかく生き延びるためには何でも食べてしまう。それがいけないわけです。(203ページ)
 
へぇー(゚0゚)ノ凸
 
ってなりません? ハブとマングースというキーワードは知ってるし、ハブネークザングースのモデル元なのもわかる。でもそれ以上はよく知らない。そういう方は多いんじゃないかと思って、紹介してみました。
 
うん? てことは、ハブネークは頂点捕食者なのか? ホウエン地方114番道路の。見えねー( ̄△ ̄;) やっぱりザングースの勝ちー^^ ごめん、ハブネーク
 

おわりに

 
はい、『たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい!』の紹介記事その2でした! 一番書きたかったのはワニの話でした。
 
書きたいことは我慢しちゃいけないね。いや別に書きたいことに限らず、やりたいことは我慢すると後になって倍返ししちゃうから。
 
ポケモンでも「がまん」という技は2ターン相手の攻撃に耐えて、受けたダメージを倍にして返すしね。ちょっとポケモンのネタ多いかな。たまってるんだね自分。
 
なんかでも大事なことと意外につながってると思う、ポケモン。ではまた!