よしもとばなな『キッチン』よりグッときた文章4選(1/2)

こんにちは、缶ヶ江メグルです。皆さん、本はどうやって読んでます? 読んだらどうします?

 

僕は飛ばし読みができないんですよね。飛ばしてみると、飛ばしたところにはなんて書いてあったんだろう、とものすごく気になってきて、結局戻る(笑) 愚直に1字1句読んでくので時間がかかる。

 

で、読み終わったら捨てます。本に線引いたり、折り目付けたりするので、売れない。その代わり自分の引っかかった所はすぐにわかる。たまにもう一度読もうと思う本があって、そういうのは捨てずにとっておきます。

とっておいてそのままのが多いんだけどね。

 

そのままになっている内の一つ、よしもとばななの『キッチン』について、コトバつかいが気に入った文章を4つ、2回に分けてご紹介です。読むといっぺん立ち止まって考えたくなると思う。

 

キッチン (角川文庫)

キッチン (角川文庫)

 

 Amazonより

 

目次どす

 

 

登場人物の簡単な説明

 

 

この小説の主人公は桜井みかげ。両親は若くして亡くなっており、祖父母が育ててくれた。でもみかげが中学校に上がる頃、祖父が亡くなる。それで祖母と二人で暮らしてきたのだが、祖母も亡くなってしまう。そのお葬式をする所から物語は始まる。

 

亡くなるとかこんな短い間に3回も書かなきゃいけないの辛い( ̄△ ̄;)

 

それでみかげは、祖母のお葬式の手伝いを色々としてくれた青年、田辺雄一の家に居候することになる。雄一は祖母の行きつけの花屋でアルバイトしていた人で、祖母とよく話をしたらしい。

 

雄一はマンションに母親と二人暮らし。母親の名はえり子さん。でも実はで、雄司といって、雄一の父親。雄一の本当の母親は、彼が小さいころに亡くなっており、その後、父親もう誰も好きになれそうにないからと、女になることを決め、顔からなにからみんな手術して、ゲイバーのお店を作った。そのお店を経営しながら雄一を育てた。

 

ややこしい。えり子さんがすごい。これだけ知ってたら今から紹介する文章にもついてけると思われます。

 

自分の限界

 

 

では気に入った文章1こめ!

 

本当にひとり立ちしたい人は、なにかを育てるといいのよね。子供とかさ、鉢植えとかね。そうすると、自分の限界がわかるのよ。そこからがはじまりなのよ。(60ページ)

 

byえり子さん

 

自分の限界。知りたい。だって本当にひとり立ちしたいから。ブログって、育てるもののうちに入るんかな。入れてしまおう。とりあえず書きたいことはこのブログに全部書いてみよう。ブログは失敗してもリスクが無いのだから、そこは遠慮せず書いてこう。

 

そうは言うけども、昨日からちょっと何書こうかと、書く元気がしぼみ気味。というのも、書くよりも今、読みたい欲が強い。なのに毎日書くと決めたもんだから、「読みたい」気持ちを無視しつつ、書くことを考えている。

 

こういう時は、どうしたら……。とかいって、もう答えは出ている。さっさと書いて本を読め! でもそしたら記事の内容がペラくなるし、それは嫌だなあ。僕はこうやって気持ちが振り子のように両極端に揺れて動けなくなることがまあよくある。

 

それじゃだめだ。どっちか選ぶんだ。逃げちゃだめだ(碇シンジ風に)。よし、内容ペラくなってもいいからさっさと書く。内容濃い記事も書きつつ、読みたい本も読むことはできない、どっちか1つにしか集中できない、自分の限界ここか。

 

捨てる

 

 

気に入った文章2こめー

 

でも人生は本当にいっぺん絶望しないと、そこで本当に捨てらんないのは自分のどこなのかをわかんないと、本当に楽しいことがなにかわかんないうちに大っきくなっちゃうと思うの。あたしは、よかったわ。(60ページ)

 

これもbyえり子さん

 

本当に捨てらんないのは自分のどこなのか。「捨てる」って難しい。それは具体的には会社を辞めるとか、大学を中退するとか、何かをやめることだよな。えり子さんは男を捨てた。

 

僕は男を捨てられるのか、それとも捨てられないのか。やばいな、でっかいテーマになってきた。いや、難しく考えるな。人生は、世界は、いつもシンプルだ。男ってなんだ。チンチンを捨てられるかどうかということか?

 

だとしたら、それは捨てられん。まだ結婚もしてないし子どもも作ってないし。ということは結婚、子どもは捨てられないという事か。待てよ、別にチンチンなくても結婚できるし、子どもだって養子という手もあるし、体外受精という手もあるのでは? うーむ、結婚は男を捨てる捨てないは関係ないな。子どもは関係あるな。

 

子どもに関しては自分の遺伝子を半分持った子を作りたい。自分のでつくりたい。僕は自分でやることに価値を感じるタイプだ。小さな子が駅で「切符は僕が買う~」って言って、券売機のボタン押したがってる感じ。そして体外受精は他人の手を借りることになるから、それもしたくない。

 

結論。僕は男を捨てない。…こんな結論、なにか絶望するような出来事があったらまた揺れたりひっくり返ったりするんだろうな。絶望の傍にしか希望はない。村上龍が言っていた。絶望とはどこにあるんだろうか。

 

1こめと2こめの文章を踏まえて(おわりに)

 

  

なんか、1こめと2こめの文章の内容がリンクしている。絶望って自分の限界ってことかな。自分が行けるところまでやってみて、ここから先はどうやっても進めないみたいなとこまで来る。

 

もっと進もうと思ったら、今自分が持っているものを、多分大事に持っているものを、捨てなきゃいけない。よしもとばななはそう言いたいのではないか。

 

まとめると、①突き進め、②壁にぶつかったら思い切って大事なものを捨てろ、こんな感じか。

 

このブログで言ったら、今まだ①だ。まだまだ突き進まないと。大事なものって、睡眠時間とか、ご飯食べる時間とか、歯科技工とか、そういうのだろうか。捨てたくないもんだらけである。

 

 

さて、今回はこの辺にします。『キッチン』を読んでこんなこと考える人ってどのくらいいるんだろう。たまに、同じ考え方する人と気が済むまで語り合いたいと思う。

 

読んで頂きありがとうございます! 気に入った文章あと2つ、次回の記事で書きます。よかったら見てみて下さい。ではまた!