村上春樹の仕事観とかスタイルに共感できたところ

こんばんはー、缶ヶ江メグルです。今日は母の日ですね。僕は昨日、カーネーションを買って母に渡しました。カーネーション買ったの人生初。花屋のレジのお姉さんの流れるような作業( 流れ作業って言えよ) が洗練されていた。

 

僕は花屋に夕方頃行ったけど、それまでに何十人、いや何百人か? のカーネーションを買いに来た客の対応をしてたんだろうな。うん、繰り返しやるのは大事だ。毎日記事書く。繰り返す繰り返す。

 

繰り返す時にどういう方針でやるかって、人によって違う。こないだ読んだ村上春樹翻訳ほとんど全仕事』では、彼の仕事観がちょっと見えた。その文章を拾いつつ、缶ヶ江メグルが共感できた所を今から書いていこうかと。

 

村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

 

 Amazonより

 

こんな生活、したいわってなった、僕は。

 

目次ドン

 

 

師や仲間はいなかった。翻訳原書がそれに当たる

 

 

村上春樹には師匠とか、文学仲間とかがいなかったみたいで。その辺書いてある所が以下。

 

……これまでの人生において、僕には小説の師もいなければ、文学仲間みたいなものもいなかったということだ。……翻訳の作業を通して、僕は文章の書き方を学び、小説の書き方を学んでいった。……そういう意味では翻訳を通して巡り会った様々な作家たちこそが僕の小説の師であり、文学仲間であった。(8、9ページ)

 

寂しい人だな、とか思うんだろうか普通は。僕は共感してしまった。多分、「いなかった」というか「いらなかった」に近いんじゃないかと感じた。

 

小説家になる前も、彼はジャズバーをやっていたし、組織に属して与えられた役割をこなす、みたいなタイプじゃないんだきっと。サラリーマンタイプではない。なんて言うんだろう。ノマド? は違う、決まった職場を持たないことを言うし。在宅ワーカー? 近い。てか普通に自営業か。自営業タイプ。

 

いやでも、自営業だとしても、師や仲間を作るタイプと作らないタイプに分かれるだろう。村上春樹作らないタイプなんだろうなあ。んで、僕もそっち系の傾向があると自分では思う。今歯科技工士を会社員としてやっていますが。

 

生身の人間が師匠じゃなくて、例えば先輩が作ったとか、患者さんの歯の模型で美しい、かっこいい形をしたとかが師匠。

 

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この写真の白い歯は、ベテランの先輩が作った歯。リアル。本物と見まがう。溝の入り方が自然だよなあ~なんて思いつつ、自分が作る時にマネてみる。ん? 当たり前かなこれは。

 

いや、どうかな。僕としては、そのお手本となるモノさえあればよくって、わからないところがあってどうやるか訊きたいときでも、作った本人じゃなくて本人の技術パターン、思考パターンをインプットした人工知能でいいって感じ。

 

なんかもう、自分の上に人間関係を作るのが面倒くさい。訊きたいことを訊くために、敬語とか失礼のない言い回しとかを考えるのとか、教えてくれる時にこちらにはボロクソ言われても我慢するとか、そういうのがダメだ僕は。なるべく自分で何とかするから、僕の上に来ないでくれ!

 

アカデミックじゃなくストリート

 

 

はい、心の叫びを一つ吐き出したところでもう一つ、村上春樹の仕事観が見える文章を紹介。

 

……アカデミックなものにはもともと興味がなくて、実際に自分で手を動かしながら学んでいくタイプなので、……仕事をしながら、翻訳技術を実地的に身につけていったんです。僕はどちらかというと、教室よりはストリート系だから(笑)。(100ページ)

 

前の話とつながる。師とか仲間がいないから、仕事を実際にしつつ学ぶ。仕事が先生、仕事が学校、仕事が仲間。までも、何の分野でも最先端の現場で仕事している人はそうだよな。さて、自分はアカデミックかストリートか、どっちなんだろう。

 

ストリートかな。こっちの方がかっこいいじゃん。学校嫌いだし。音楽でも、バンドの曲が好きだし。アイドルは別に嫌いじゃないけど、好きでもない。メロディーも歌詞も演奏も全部自分たちで作ってやる、その辺が缶ヶ江メグルのハートを掴んでいる。

 

「自分でやる」って僕の中で大事な価値観だ。まだまだ現実には形にできてないけど。今できてるのは、一人暮らし、読む本を自分で決めること、好きな人を自分で決めたこと、それくらいかな。もちろんこの文章も自分で考えて書いてますが、そんなんは当り前だ。

 

これからもストリート系の価値観は大事にしたい。

 

締切がなく、翻訳する本は自分で選べる

 

 

ここからは村上春樹の仕事のスタイルについて書いていこうかと。見出しのタイトルがほんとかっ! とツッコミたくなる。では引用します。

 

村上 まあ、僕の場合はプロの翻訳者に比べれば仕事の制約がずっと少なく、自分のやりやすいものだけを自由に選んでやっていけるというアドバンテージはありますけどね。……翻訳の仕事には今のところ締め切りはないし、一人でできるから、人付き合いのストレスなんかも出てこないし、僕としては一番害がなくてラクです。精神衛生的にとても良い。(188ページ)

 

うらやましい。理想郷か。

 

彼がいい本を探してきて、いい感じに訳してくれるから、出版社も締切作らず本指定せずなのかな。

 

引用文の後半がすんごく共感できる。いいよねー、一人でできると。害なくて精神衛生的にいいよねー! サイコー!!(*゚▽゚) 仕事する空間に他の人がいると気ぃ遣っちゃうもんね。縦の人間関係の人ならなおさら気を遣う。縦、苦手やわー。横がいい。

 

日が暮れたら仕事はしない

 

 

お次の仕事スタイルも、マジかって思った。はい引用。

 

村上 朝のうちはまず翻訳はしません。朝は大事な時間なので、集中して自分の仕事をして、翻訳は午後の楽しみにとっておきます。で、日が暮れたら仕事はしない。野球観るか、映画見るか、音楽聴くか。日が暮れてから仕事をするのはよくないことです。自然に反する(笑)。(163ページ)

 

さっきのは理想郷じゃなかった、こっちこそ真の理想郷だ。

 

「理想郷」という言葉を使っているってことは、僕はまずそんなことありえない、自分には辿り着けないと思っているってことか。嫌だなあ。僕も日が暮れたら仕事したくない。定時であがれる公務員なるか。それも嫌だな。

 

自然に反するて。夜行性の動物はどうなるんだ。夜行性の人間はどうなるんだ。今ブログの記事を書いている僕は……。

 

なんか、村上春樹ってすごい人だ。「すごい」なんて言っちゃったら、また自分にはそんなことできないって言ってるようなもんで、それは嫌なんだけど。同じ人間なんだし、きっと僕にもできる。うん。

 

おわりに

 

 

はい、いかがだったでしょうか。村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事から、彼の仕事観やスタイルを紹介してみました。

 

今は彼のような生活したくてもできん! それはいい。ただ、毎日会社で遅くまで仕事しながら、仕事仲間と「定時であがりたいよなー」とか愚痴るよりは、現実に日が暮れたら仕事してない人の本を読んだり、実際に会ったりとかする方が前向きでいいと僕は思う。

 

本が気になった方はこちらからどうぞ。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!ではまた!